久留米ゼミナール 日本語学科

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卒業生メッセージ

NGUYEN BA QUAN(グエン バ クアン)

2014年3月   日本語学科卒業
2015年3月 留学生キャリアデザインコース 修了
2015年4月 中日本自動車短期大学進学
2017年4月 トヨタカローラ愛豊株式会社 入社

どんなことがあっても、夢をあきらめないこと。

私は中日本自動車短期大学を卒業し、この春、トヨタ自動車に就職しました。私は自動車が大好きで、いつかトヨタ自動車で働きたいという夢を抱いて、日本に来ました。

自分の目標を見失った時、先生方はいつも親切で、適切なアドバイスをしてくださいました。新しい道を歩むとき、一番大切なことは、どんな事があっても、自分の目標を見失わないことです。久留米ゼミナールで勉強したことを活かし、たくさんの経験を積んで、また新たな夢に向かって頑張ります。

MAI TON CAT TUONG(マイ トン キャット チュオン)

2015年3月   日本語学科卒業
2016年3月 留学生キャリアデザインコース修了
2016年4月 鹿児島大学進学

久留米ゼミナールは「第二の家族」。

私の来日した時の目標は日本の国立大学に入ることでした。その為に、私は精一杯を勉強しました。自分の母国語と違う言語を勉強し、競争するには人一倍頑張るしかありません。勉強だけでなく、生活でも困ることが多く、何度も弱気になったこともありました。そんなとき、先生たちが夢を諦めないで頑張りなさいと応援してくれたことには実に感動しました。進学先を決めるときにも、試験準備の時にも精神的に支えになっていただいて、まさに、家族のようだと思いました。

今日の自分になれたのは故郷の家族の応援や学校、いや「第二の家族」の応援のおかげであると心から感謝しています。

MAHARJAN KABIRAJ(マハラジャン カビラズ)

2014年3月   日本語学科卒業
2015年3月 留学生キャリアデザインコース修了
2015年4月 日本電子専門学校進学
2017年4月 株式会社アルプスビジネスサービス 入社

高きを目指すためには、基礎づくりが大切。

私は2012年4月に久留米ゼミナールに入学しました。最初は不安でいっぱいでしたが、先生たちの助けと優しさのおかげで安心して頑張ることが出来ました。緑の多い恵まれた自然、優しい人たち、久留米の出来事が今も心に残っています。すべてが忘れられない思い出です。

人は遠くに行こうと思うと、まずは一歩から始めないといけません。私にとってその一歩は久留米ゼミナールです。基礎がしっかりしていると「高いところ」まで行ける。それを作ってくれるところが久留米ゼミナール、日本語、コミュニケーション力です。久留米ゼミナールで基礎の大切さを教わって良かったとつくづく思っています。

BUI THI HUONG LAN(ブイ ティ ホン ラン)

2016年3月   日本語学科卒業
2016年4月 名古屋経済大学進学

進学先について悩んだ時、先生と何度も相談して決めました。今、私は将来に向けて充実した大学生活をおくっています。

時間の立つのは早いものです。私は久留米ゼミナールを卒業して、名古屋経済大学経営学科2年生になりました。今はもっと見聞を広めたくて、日々勉学に勤しんでいます。

来日したとき、日本語だけではなくて、日本の社会文化や習慣なども教わりました。先生方はとても熱心で、丁寧に教えていただきました。日本語を勉強するとき、進め方を計画してもらい、6か月でN3やN2を合格するようにと目標を決めてから、宿題やプリントを頻繁に出してくれました。また、私たちがちゃんとできるかどうか毎日小テストや確認問題を出してくれました。また、2年間の寮生活は、静かに、勉強に集中ができる環境でした。おかげで、日本政府学習奨励費も受給することが出来ました。

そして、進学先で悩んでいる時も何度も相談に乗っていただき、面接の練習を一緒にしてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。

今も私は留学生生活を充実して送っています。将来日本で就職したいと考えて頑張り続けています。

SHARMA RICHA(サールマ リッチャ)

2014年3月   日本語学科卒業
2015年3月 留学生キャリアデザインコース修了
2015年4月 高知大学進学

久留米ゼミナールで学び、日々、自分の見識が広くなっていきました。

私は、久留米ゼミナールで3年間勉強しました。その間に色々な人に出会って、色々な面白いことも体験できました。先生方は学生たちのため熱意を持って指導してくださり、サポートも行き届いていました。アジアのさまざまな国から来た人たちで明るい雰囲気の中、学校生活を楽しんで来ました。

日本へ来る前に日本語が少しだけ話せましたがこの久留米ゼミナールに入学して、初級レベルから日本語を学んでから卒業するまでに話すことに自信を持つことができ、会話力もとても伸びました。この学校では日本語だけではなく進路に関すること、日本の文化に関することを始め、異文化の人たちとどのようにつきあっていくかなどについても日々学ぶことができました。自分の見識が広がっていくのを感じるようになりました。

現在高知大学の3年生です。久留米ゼミナールで学んできた日本語のおかげだと、先生方にとても感謝しています。

GAN QUAN(甘 泉)

2013年3月   日本語学科卒業
2014年3月 留学生キャリアデザインコース修了
2014年4月 国立鳴門教育大学・大学院博士課程進学

日本語能力試験N1満点を獲得して。

日本語能力試験N1を取得するためには、山頂を目指すクライマーのように、必ず到達するという強い意志が必要と思う。真剣な勉強とは、単純に毎日数時間をかけることではなく、深い研究が必要です。例えば、助詞、接続詞は大切で、どれほどの単語や文法を暗記しても、正しく使えなければ、中国的な日本語しか話せないでしょう。清の末期に、「東語正規」という著書で、初めて日本語の助詞及び基本的文型の使い方が明確にされましたが、今の学生はなぜ最も大切な助詞、接続詞を軽視するのでしょうか?

日本語を学んでいる学生が、N1になかなか合格できないのは、努力が足りないのではなく、基礎が弱いのだと思います。今の学生はN1合格のため、基礎が弱いままに受験している傾向があります。対策問題集の練習という受験勉強は有効ですが、どの戦術にも対応できる兵士でなければ・・・。つまり基本知識を身に付けていないと十分な戦いはできないでしょう。頑張っても効果が得られない時には、初級日本語の本を出してみてください。もしかしたら、答えがそこにあるかもしれません。

私はN1(日本語能力試験)の受験対策として、15日間連続して、法則や答えを研究しました。難しさ、複雑さ、答えがなかなか見つからないので辛かったです。しかし、苦しくても続けなくてはならない。学習は苦痛でも成し遂げることで楽しくなる。両者はお互いに補完することだと思う。おかげでN1(日本語能力試験)では満点を取ることができました。

ZHEXING WANG(王 者興)

2013年3月   日本語学科卒業
2013年4月 福岡大学大学院 博士課程(前期)入学
2018年3月 福岡大学大学院 博士課程(後期)修了
2018年4月 横河電機株式会社入社

我が留学の道程

日本語学科在学中の栄誉

2011年度   「学内スピーチ大会」第一位受賞
2012年度 「学内ディベート大会・最優秀発表者賞」受賞
「文部科学省私費外国人留学生学習奨励費」受給
「久留米ゼミナール日本語学科学習奨励金」受給

Q1:日本に留学しようと思った理由は何ですか?

私は、中国の国立大学で工学部・材料科学工学科で学んでいたとき、日本の化学プロセス制御に関する研究や論文に深い興味を持ちました。そのときの研究室の指導教員の方は日本での留学経験もあり、留学についての助言ももらいました。その後、留学に対する意欲が湧き、さらに日本の大学院で研究をしたく、来日まで至った次第です。

Q2:久留米ゼミナールで学んで良かったと思うことは?

留学の初めのステージとして、久留米ゼミナールでは、「日本語」の教育だけでなく、様々なことを教えていただきました。先生と他の学生から、グループワークを通じて、自分の考えを見直し、留学生活に対する正しい姿勢を身につけることの大切さを教えてもらいました。日本語だけではなく、「留学」の価値を改めて考えさせる指導は、久留米ゼミナール日本語学科の魅力的なところだと思います。留学生活の中の一番大事な時間を久留米ゼミナール日本語学科で過ごすことができたことは、人生の分岐点になりました。今振り返って、私は幸運だったと感じます。

Q3:久留米ゼミナール日本語学科で特に印象に残ったことは?

クラスの仲間と一緒に楽しんだ演劇大会はとても印象深い思い出です。ストーリー作成から、道具の準備、セリフの作成までを行い、面白く舞台で実演しました。また、放課後、自習室で、日本語の勉強、また大学院進学のための勉強に勤しんだ日々も忘れられません。

2013年4月 
福岡大学 大学院 入学
大学院での実績栄誉
2016年度 福岡大学大学院研究推進特別経費(研究費)採択
2014年~2017年   福岡大学大学院私費留学生奨学金受給
2018年3月 工学博士学位取得

Q4:大学院に進学するとき、先生たちにどんなアドバイスをもらいましたか?

大学院進学のための研究計画書、志望理由書を書くことに関しては、担当の先生から、毎日細かく指導していただき、文章が何回も洗練され、そのなかで、自分の語学力、表現力、思考力も高まりました。そして、日本人とどういうふうにやりとりするのか、考えの受け入れ方も面接のスキルとして教えていただきました。それは現在も役立っています。

Q5:大学院で学んでいること?

大学院とは「学ぶところ」というよりは、「研くところ」といった方が適切だと思います。専門分野の知見、センスは磨かれ、研究者の立場から自分の意見や主張を伝えるための国際的に通用できるプレゼンテーション力や文章力(ペーパー、論文)も鍛えられると思います。研究活動を行うことにより、自分自身を磨き、新たな自己を発見することが出来ます。
社会人になる前には、留学生にとって、非常に貴重な場、またはチャンスだと私は考えます。

1 2015年、化学工学の全般分野の国際会議(ISChE 2015)にて、「Best Oral Presentation Award」を受賞。
2 2016年に、該当分野の世界トップレベルの国際会議(PSE ASIA2016)にて「Excellent Student-Paper Award」学生優秀論文発表賞。当論文は日本化学工学会の英文誌(Journal of Chemical Engineering of Japan)に推薦優秀論文として掲載。
2018年4月 
横河電機株式会社入社

大学院修了後は、日本企業の研究開発部門で、今まで身につけてきた技術に対するセンスやノウハウを活用させ、該当分野を牽引できるような人材になりたい。